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eBayのリターンポリシー設定方法と初心者におすすめの項目まとめ【画像付きで解説】

 

eBayで商品を出品する際、「リターンポリシー(返品)」の設定は非常に重要です。
この設定を行わないと、商品を出品すること自体ができません。

「返品可にしたほうが売れやすいの?」

「返品送料は誰が負担するの?」

初めての方は、こういった疑問を感じるのではないでしょうか。

この記事では、eBay初心者の方でも安心して設定できる「リターンポリシーの内容」と「おすすめの設定方法」を画像付きでわかりやすく解説します。


リターンポリシーとは?設定の必要性

 

リターンポリシーとは、バイヤーが購入後に返品を希望した際のルールを示すものです。

 

出品者としてあらかじめルールを設定しておくことで、
トラブルを未然に防ぐことができ、バイヤーからの信頼も高まります。

 

eBayでは、リターンポリシーを事前に設定していないと出品が制限されたり、
自動的に「返品可」扱いになってしまう場合があるため注意が必要です。

 

リターンポリシーの選択項目

eBayで返品ポリシーを設定する際は、以下の項目を選択する必要があります。

 

  • 返品の可否(Returns accepted / Not accepted)
  • 返品可能な期間(14日、30日、60日)
  • 送料負担者(Buyer / Seller)
  • 返金方法(Money back / Money back or replacement)

 

おすすめの設定内容は、後ほど詳しく紹介します><

 

無料返品(Free return)を設定することによるメリット

メリット

  • コンバージョン率が25%上昇
  • 販売時と異なるコンディションで商品が返品された場合に部分返金対応ができる(最大50%)

デメリット

  • 返品を断ることが難しくなる
  • 送料や手数料を差し引くことができず、赤字になるリスクも

 

コンバージョン率が25%上昇

 

eBayの公式サイトによると、「無料返品(Free Return)」を設定することで、
コンバージョン率が最大25%向上することが確認されています。

 

eBayでは検索時に「無料返品あり」で絞り込む機能があるため、設定していると商品が目に留まりやすくなります。

 

eBayの提供している以下のようなデータもあります。

 

 

無料返品を設定した場合に可能な部分返金の基準

 

不良品などが返品されたとき、セラー側を守ってくれる仕組みはあるのでしょうか?

 

無料返品を設定した場合のみ、商品の状態に応じて部分返金を行うことが可能です。

 

商品のコンディション 詳細 部分返金の目安
非常にいい 未使用で破損や改変がない 減額なし
元のパッケージの内容物が全て含まれている
封印シールや真空包装が破られたり開けられたりしていない
元のタグが商品についている
付属の証明書(真正性、格付)、鑑定書が含まれている
比較的良い 元のパッケージがない 5~10%減額
封印シールや真空包装は破られたり開けられたりしているが商品は元のコンディションのまま
元のタグが同梱されているが商品に付いていない
やや問題がある パーツが不足している 15~30%減額
摩耗または使用の兆候が幾分見られる
商品が使用済みである
元のタグがない
かなり問題がある 摩耗の兆候が激しい、または出荷時のコンディションがかなり異なる 35~50%減額
重要なパーツが不足している
商品に破損、傷、欠陥があり整備や修理が必要
付属の証明書(真正性、格付)、鑑定書がない
開封されており再販売ができない(生もの、酒、化粧品)
複数販売した商品の一部しか返品されなかった

 

ココに注意

部分返金は、商品の状態が著しく悪い場合のみ適用されます。返品送料や手数料のカバー目的では使用できません。

 

初心者におすすめの設定パターン

 

初心者の方には、次のような設定をeBayはおすすめしています。
項目 設定内容
返品の可否 Returns accepted
返品可能期間 30 days after delivery
送料負担 Seller または Buyer
返金方法 Money Back

 

私は以前、送料負担を「Seller」にしていたところ、靴のサイズが合わないという理由で返品申請がありました。
納得できる理由ではなかったため、「Buyer負担」に設定しておけばよかったと感じたことがあります。

 

返品ポリシーの設定手順(Seller Hub)

 

以下の手順で返品ポリシーを設定できます。

 

step
1
eBayにログインし、Seller Hubを開く

 

 

step
2
上部メニュー「Account(アカウント)」をクリック

 

 

step
3
左側メニュー「Business policies」を選択

 

 

step
4
右上の「Create policy」で「Return」をクリック

 

 

 

step
5
ポリシー名を入力し、リターンポリシーを設定する

リターンポリシーは

  • 日本国内向け(Domestic returns)
  • 海外バイヤー向け(International returns)

の2種類をそれぞれ設定する必要があります。

 

 

設定項目について以下にまとめていきます。

 

「Allowed within」:返品受付期間

  • 14Days(14日)
  • 30Days(30日) ←おすすめ
  • 60Days(60日)

 

「Return shipping paid by」:返品送料の負担者

  • Buyer(バイヤー負担)
  • Free for buyer, you pay(セラー負担)

 

 

「Return shipping paid by」:返品送料の負担者

  • Money back(返金)
  • Money back or replacement(返金または交換)

 

 

 

step
6
「Save(保存)」をクリック

 


設定時の注意点

 

  • 返品を「受け付ける」に設定した場合は、特別な理由がない限り依頼に応じる必要があります
  • 返品された商品の状態が異なる場合は、eBayに相談するか、部分返金などで対応可能です
  • 英語でのやりとりが必要になる場合があるため、例文を準備しておくと安心です

 

まとめ|リターンポリシーで信頼される出品者に

 

リターンポリシーの設定は、トラブルを未然に防ぐだけでなく、購入率アップにもつながる大切な作業です。

まずは「30日以内返品OK・送料バイヤー負担」など、無理のない設定から始めてみましょう。
慣れてきたら、取り扱う商品のジャンルや経験に応じて柔軟に見直していくことをおすすめします。

 

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